S様邸の刻みの様子です。
こうして一つ一つ丁寧に刻んでいきます(●^o^●)
刻み終わったこの姿がなんだか美しい!!
当然一本一本丁寧に進めるからこそ刻みに相当な時間がかかります。
なぜイシケンは現場で主流となっているプレカットは一切使わず手刻みにこだわるのか?
イシケンが扱う無垢の木は、木の種類や育った環境、手入れの仕方など、
さまざまな要因によって一本一本個性が違っています☆
目の前にある木が将来反るのかねじれるのか、
そんな木の個性を慎重かつ適切に読み解きながら一本ずつ加工する必要があるからなのです。
無垢の木は湿度の高い梅雨のときは空気中の水分を吸収し、
逆に空気が乾燥してくると空気中に水分を発散させるなどして、
建築材料となってからも生き続けています。
その無垢材を生かしたまま、柱や梁などそれぞれの役割を与えて組んだ骨組みは、
隠してしまうのがもったいないほど美しい姿をしています。
木の声に耳を傾け、その木が一番輝けるように適切な加工を施す。
大工の力量が物を言うやりがいのあるお仕事です!!